家内が庭の草取りをして、抜いている草の名前を調べ始めたことがきっかけとなり、私も草の名前に興味を持ちました。植物図鑑で調べたところでは「ザッソウ」で片付けられた草は見あたらず、どんなありふれた草にも全部名前が付いておりました。どの草にも必ず誰か名前を付けた人がいると言うことですから、考えると不思議な気がします。
ところで、自分の思い出を語ってもらう時、「あの人は撫子が好きだっ
た・・・。」と言われるならいいけれども、「あの人はヘクソカズラを・・・」などと言われるのは避けたいものですね。ブタナやオオイヌノフグリ(これなど、可愛い花です・・・)、ガンクビソウ、ヨゴレネコノメやハキダメギクなんていうのも、お好きな場合は気を付けられた方がよいでしょう。
ママコノシリヌグイというのは有名ですね。葉裏や茎に刺があり、花も葉もとんがったとこだらけという植物です。よくも名付けたものと思いますが、ここまでくると名付けた人の方に興味を持ってしまいます。そしてその花の隣にはアキノウナギツカミというのが載っていました。あのトゲトゲの茎を使えばウナギさえ掴めるという意味なんですがねえ・・・。
「なるほど」と思ったのがエノコログサ。これは犬ころ草の意味で、穂が子犬のようにコロコロしているところからその名が付きました。異名はネコジャラシ、うちの猫はじゃれるどころか飛びついて食べてしまう草です。スミレは花の形が大工さんの使う「墨入れ」(墨の付いた糸をピンと弾いて材木に線を引く道具)に似ているので、その名が付いたそうです。
イヌヨモギなど、イヌ○○と付くのは、本家の○○に近いけれども食用にならない、役に立たないものです。「犬も喰わない」から来るのかも知れませんが、愛犬協会から文句が出ませんかね。スズメと付くのはその愛らしいサイズによります。スズメノケヤリは、雀の大名行列で、雀のやっこが持つ毛玉の槍によいというファンタジーが込められています。
ネーミングのうまさを感じるのはヤマジノホトトギス。本当に何やらゆかしい花の様子が、名前にぴったりです。それと、アケボノスミレ。これも思わずはっとするような優雅な花でした。写真も上手なんですが。
「人が踏みつけるような道端や空き地などに普通に生える多年草。幅の広い葉にちなんだ名である。この葉や種子はせき止めの薬になる・・・」と説明される草は何かというと、大葉子(オオバコ)つまりかえるっ葉です。前回引用の「医王は道にふれて皆薬なり」は本当だなあと、驚きました。
(栄)
10月の行事ご案内
◆10月17日(金) 午後1時より 百観音法要と法話
◆10月8,22日(火) 午後6時半より 坐禅の会
◆10月12日(日) 午後4時半より 阿字観入門(第2日曜夕方)
*パンフレット「かんのんさまの散歩道」ができました。
ティーポの白石さんの骨折りで、境内の石仏の配置図と七観音の説明を配し
た、手頃なパンフレットを作成しました。西国1番から秩父34番まで全てを順拝できるように番号を振ってあります。時々、史跡めぐりや歴史散歩の団体が大勢で訪ねてきたり、小学生が「昔調べ」と称して、色々訪ねてくるので、そんな時にお寺の説明に便利なようにと作成しました。一度ご覧ください。
なお、七観音の説明の写真は、可児さんから提供していただいたものです。可児さんは何年もかかって、境内の石仏の写真を全てアルバムに整理してくださいました。表情がとてもすばらしく映っております。おりがあったらご覧ください。
*史跡めぐりの団体さんが来た時、よく受ける質問は次のようなものです。
「ここのお寺の歴史は古いのですか?」「何時ごろできたお寺ですか?」「全部で何体の石仏が並んでいますか?」「百体あるから百観音というのですか?」「私の守り本尊は文殊さんなんですが、この中にいますか?」「こんなにたくさんあって、私はどれを拝んだらいいでしょう」「なんと言って拝めばいいんですか?」
時には意外な質問もあります。
「なんでこういうものが、ここにあるんですか?」(一口では説明が難しい・・・)「ここのほとけさんは、何に効くんですか?」「なんで拝むの?」「ここにあるのはこれだけですか。この中(本堂)には何があるんですか?」「ここは何の名所ですか?」(自分で何の名所だと決める訳ではないので・・・)
(電話で)「そちらのイチョウは、いつごろ満開ですか?」
結論・・・ここには、とにかくいろいろな人が来てくださいます。
ピアノ協奏曲の夕べ チャリティ/於 なかのZERO 大ホール
日 時 10月14日(火)午後6時30分開演(開場6時)
入場料 3,500円(全席自由)
曲 目 ベートーベン:ピアノ協奏曲3番 ハ短調 ピアノ 富永峻
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲2番 ニ短調 ピアノ 土岐嘉代
ベートーベン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」 ピアノ 中沖玲子
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲1番 変ロ短調 ピアノ 迫田時雄
指揮:平井哲三郎/日本ニューフィルハーモニー管弦楽団
中身の濃い演奏会のようです。2番目の演奏者が、百観音へよくお参りに来てくださる方です。ですから、多くの方に応援していただきたいと思いまして、ご紹介させていただきました。年齢に挑戦しようとする心意気には、感動的なものがあります。
チケットのご希望は寺までどうぞ。
東京都中野区沼袋二ノニ八ノ二〇
百観音明治寺 草野榮應 3386-3937番