明治寺縁起
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明治寺本堂

明治寺の開基


この寺の関基(かいき)は榮照法尼えいしょうほうに)とお呼びしている尼様でした。直接のきっかけは、明治天皇が崩御(ほうぎょ)されたこと、つまり明治という大いなる時代を見送ったことであります。



栄照尼

栄照尼の生い立ち



榮照尼は文久三年(1863年)−幕末の動乱の時代に、埼玉県熊谷市郊外の玉井(たまい)村に生まれました。文久三年といえば、明治維新の5年前になります。幼い目には、生家の前の街道を進軍する薩長勢はどのように映った事でしょうか。
 父の清水三代吉(みよきち)は薩長に下るを潔しとせず、玉井七人衆として蜂起し、官軍に立ち向かいました。三代吉はたちまちに捕えられ生家は没落の憂き目にあいます。

 榮照尼は、明治維新という動乱の渦に巻き込まれ、波乱の生涯を送ります。建築技師の妻として三男四女を育てながら、なおも物心両面にわたる苦難は続きました。



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